私たちは、子どもたちに問い続けます。
「何のための受験なのか」と。
そして将来の姿を。
「どんな大人でありたいか」と。
人が人として
魅力あふれる大人になる上で、「経験」の
質量は欠かせません。自ら立てた
目標に向かって懸命に頑張り続ける
経験は、のちの人格形成に大きな
影響を及ぼすはずです。合格は大事。
でもそのプロセスで得られた経験は、
もっと大事。私たちの指導は、
合格だけが全てではない、という
スタンスにあります。

本来、学習とは自分でするものであり、
この姿勢が身についていないと、
せっかく私立中学に進学してもそこから
伸びることができなくなってしまいます。
詰め込み授業によって、子どもたちを自主性のない
「受験ロボット」にしてはいけないのです。
ですからE:REXでは、なぜ勉強するのか、自分の課題は
何か、どうやって目標に近づくのか、をしっかり考えて
学習する「自主学習能力」を高める指導をします。

6年生の夏と冬には長期の勉強合宿を行います。
ただ、これらは「1点でも多くの点数をとるための志
望校対策」というような意味合いよりも、
親元を離れ、仲間とお互いを高め合う時間を通して、
目標達成への強い意志に磨きをかけることが
主な目的です。もちろん、休憩や睡眠時間は
しっかり確保した上で、「仲間がいるから頑張れる」
「絶対に諦めない」「最後は気合い」と芯から思える
精神力を鍛えます。

中学受験は、高校・大学受験に比べて非常に特殊です。
まだ精神的成長期の差が著しい時期に、学校レベルを
はるかに超えた問題に挑む必要があるからです。
にも関わらず、中学校にも「上位校・下位校」があり、
塾内にも「上のクラス・下のクラス」というランクが
あるというのが一般的です。確かに入試難易度の差、
個人の学力差は存在しますが、それらは「優劣」「上下」
と表現されるべきではないと考えます。中学受験を
目指す全ての子にとって、目標に向かって頑張る
経験そのものが大切であり、そこに差はありません。